HR VISION

タマヤは、2023年から、人や組織に対するこだわりや人づくりの軸・人事ビジョンとして、「100%ウェルビーイング」を掲げています。「100%ウェルビーイング」とは、タマヤで働く一人ひとりが、心身の健康を維持・増進しながら、顧客や社会への貢献を通じて働きがいや自己実現を実感しながら働いたり、同僚やチームとの関係性の中で人間的な成長を実現していくことです。

私は2022年8月から本格的に会社の経営に関わり始めました。社長室室長としてまず一番最初に取り掛かったのが、企業理念（ミッション&バリュー）と人事制度の再構築です。コロナ禍を経て、社会環境、経営環境が激変する中にあっても、会社にとって重要な資産はやはり「人」です。当社は社員（正社員・パート・アルバイト等）が真面目に、こつこつと頑張ってくれているからこそ、これまで順調に会社を成長させることができました。その一方で、会社の成長のスピードや、社会環境の変化に制度が対応できていないところもあり、そのまま放置すると社員のモチベーションやエンゲージメントに影響することを懸念していました。

日々の生活の三分の一を過ごす職場ですから、仕事が楽しくない、やりがいや自分の成長を感じられない、自分の仕事がどのように評価されているのかがわからない、こうした状況が続くとつらいですよね。私自身も社会に出て瞬間的にそういった時期もありましたが、好きなことが仕事になった30代は、忙しくも充実感を持って働くことができました。時に挫折をしながらも、様々なことに挑戦できる環境はありがたかったですし、素晴らしい上司や同僚にめぐり逢えたことは何事にも代えがたい財産となりました。まさにウェルビーイングだったなと思い返します。

こうした私自身の原体験もあり、今後事業承継を見据えて人事制度を再構築する上での「人事ビジョン」=「人事に関して私が最も大切に思うこと、こうあって欲しいと願う人事の形」、それを言葉で表現したのが「100%ウェルビーイング」です。実は、この人事ビジョンは、当社の企業理念のミッション、「デジタルのチカラで、みんなを、社会を幸せに。」をもじって生まれたものです。